京都に行ってきた後編

http://d.hatena.ne.jp/uenov/20080703 前編
 研修も終わり、帰りの新幹線まで時間があるので伏見稲荷へ行くことにした。実は名古屋でぽけをたどもと飲み会があるので帰りは名古屋まで新幹線で行く予定だ。
 それを話すと研修で同じ班だった京都人が伏見に行くなら京阪だと教えてくれた。やはり近畿地方でのJRはうnこだという。そりゃ仕方ない。
 その方に、そっち方面へ用事があるので一緒にタクシーに乗ろうと誘われ、出町柳駅まで同乗してくれた。まさか2日連続でおけいはんに乗るとは思わなかった。出町柳からまずK特急に乗り、三条で普通に乗り換えて伏見を目指す。この三条駅は京阪が「三条駅」なのに対し、昨日乗った地下鉄が「三条京阪」という名である面白い駅だ。
 普通に揺られて辿り着いた伏見駅は歴史がある街の近郊によくあるタイプの改札口が上下線で分かれた対面式ホームだ。祭りなどの日のために臨時の改札口や切符売り場があるが、もちろん今日は閉まっている。
 土産屋が並ぶ道を歩いてJRの線路を越えたらすぐ、伏見稲荷は赤い大きな鳥居や眷属である狐が狛犬の代わりにを構えていた。こちらも駅としてはJRが近いようだが、やはり本数としては少々不便だ。


 伏見稲荷と言えばずらりと並んだ千本鳥居が有名だ。多くの作品にも要素として取り入れられているので、いかにも京都という風景のひとつであろう。本殿を左側を進むと左右に分かれ道がある。どちらに行って良いか分からず左から進んだが、これが間違いであった。千本鳥居は右側であり、順路としてもそちらが良いようだ。
http://inari.jp/e_taishamp/e01.html
 それを知る由もなく、稲荷山を回る道へ出てしまったが、ここにも数え切れないほど朱い鳥居が並んでいる、

 また、その途中には塚と呼んでいる祠も数多く点在し、聞いたことがない無数の神々が祀られていた。

 伏見稲荷は先ほど述べたとおり、稲荷山という山をぐるりと回る道がある。これを回ってこそ、伏見稲荷を詣ったというものだ。ただ、何しろ山なので延々と続く階段を登らねばならない。だが、ここで救いとなるのは随所にある売店だ。涼しげなお誘いがあるが、登るほどお値段も高くなる傾向にあるから注意が必要だ。

 登っていて気付いたことがある。この鳥居はかなり新しいものばかりだ。こういう場所にあるものだから、てっきり古いものばかりだと思っていた意外と早く朽ちてしまうのか、新しい鳥居がほとんどで、今まさに作られているものもあった。これは多くの人々から昔から今もなお篤い信仰を受けている証拠だ。

四ツ辻まで辿り着くとかなり高い。だがここからまだぐるりと1週しなければならない。

山の中ということで涼しくなってきた。凄いのはランニングをしている人がとても多い。ただ時間は4時を過ぎて観光客は少なく聞こえてくるのは木立のざわめきと鳥の声。陽も傾いてきて霊験灼かな参道はその雰囲気を変えていく。

 三ノ峰から回ったのだが、こちらは南側で陽も当たる。一ノ峰からは山影になって鬱蒼とした感じが背筋に響く。そうして四ツ辻に戻って下に降りてきた時計を見ると到着してから2時間が経過していた。これから更に暑くなると、ちょっと厳しい道のりかもしれない。ちなみに、とても猫の多い所でした。毛並みなどはかなり奇麗だったが野生なのだろうか。

 京阪の駅前にある土産屋でちょっと買い物をして帰る。奈良線の103系に乗って京都、そしてこだま578号で名古屋へ・・・。指定席は満席であった。どうやらみんなぷらっとこだまのようで、名古屋に到着すると自分も含めて、多くの降車客がいそいそと有人改札へと向かった。



結論。ICOCAは超便利。そして、この文調で書くととても疲れる・・・。もうやらね(ぅ