アンチETC1000¥の旅

ETCが休日1000¥になり、国策によってフェリー会社が潰れる昨今。
日本の交通はこのままで良いのか!(ぅ
てことで色々と応援する意味も込めた今回の旅です。
・・・しかし松葉杖でよく行ったな俺。


使った切符は西日本パス。ETC1000¥に対向して定額給付金も目論んだもの。
http://www.jr-odekake.net/navi/nishipass/
切符としては破格のダンピングと言って良いかもしれん。ETCが無ければ・・・。


まずは19日(金)の夜に仕事が終わってから名古屋へ。
新幹線に乗って新大阪、新快速で三ノ宮。
三ノ宮から歩いて、日本一短い国道である174号を完歩して神戸港へ。
明石海峡大橋が出来ても頑張り続けるぼくらのジャンボフェリーに乗ります。
http://www.ferry.co.jp/index2.htm
http://homepage2.nifty.com/capt-wan/jumbo.htm
もちろん昼行便があるけど、夜行便を使えば時間を有意義に使えるぜ!
翌日がずっと眠いが・・・。
なおたろーオススメのソファーを確保したけど、俺は普通の雑魚寝のが好きかもしれん。
まぁそんな事を考えながらも売店でさぬきうどんを食べてたワケですが(ぅ


「こんぴら2」に揺られて高松港に到着。
もう夏至ということで曇りだが、かなり明るい。
無料送迎バスに乗って琴電の築港高松駅へ。んで近くのミニストップで朝食。
高松のミニストップはSuicaが使えないんだった・・・。
そういやぁイオン高松も使えず、ICOCAが使えたな。関西圏という実感。
仕方ないからIrucaを買うか。自販機でも使えるし!



コトちゃん可愛いなー。個人的に一番良かったのは車内の路線図。
讃岐うどんをぞぞーと啜るイルカなんてそう居ないぜ?



琴電に乗って琴平まで。西パスを買ったのに使わないとは流石だな!
琴平ではもちろん金刀比羅山に参拝です。
だが785段の急な階段は今の俺の足じゃ登れなかった・・・。
悔しいがまた次回ってことで。ちゃんと詣りたかったな。


琴平からようやくJRに乗って南へ。香川県を越えて徳島県に入ります。
その一つ目の駅が坪尻駅。知る人ぞ知る有名秘境駅
1日の利用客は徒歩30分の所に家があるという1人だけ。
そんなこの駅は普通列車スイッチバックで入線。特急は100km/hで通過。
しかもこの場所は川の流れを変えて、谷間を埋め立てて作ったという。
そうもしないと作れない険しい道のりなのですよ。






駅を堪能して北へ戻る。宇多津でアンパンマン列車に乗って松山へ。
やなせたかしが高知出身なので四国の特急はこのペイント列車が多いのですよ。



松山に着いたら大手町の路上平面クロッシングは必見ですよ奥さん。

路面電車と普通の電車が平面で交差する。しかも大通り。しかも同じ鉄道会社。


路面電車に乗って松山市駅に向かう。ここから坊ちゃん列車に乗ります。
夏目漱石の『坊っちゃん』に出てくる当時の列車を再現した車輌。
再現率が高すぎて、よく揺れるわ暑いわ車窓が悪いわで最高でした。また乗りたい。
牽引する機関車は流石にSLにできないのでディーゼルに。
でも再現率が高すぎるので方向転換できません。
なので終着駅などでは見たこともない方向転換をします。






ジャッキアップして機関車を回転。客車は人力で回送。
その発想は無かった。復活にかける松山の人々の情熱が感じられるw
でもヘッドライドもテールライトも無い路面列車って暗くなったら危ないと思うんだが。
実際に暗くなってから見かけて思ったんだが・・・。


そんな坊っちゃん列車に乗って行くは嘘か真か3000年の歴史がある道後温泉
まぁここの説明は不用でしょう。



さて、温泉と路面電車を堪能したら松山観光港へ向かいます。
そう!今回はフェリーを応援する旅でもあるから。
安くて寝れて移動もできる。夜行バスなんかより快適さが違う。
http://www.kanki.co.jp/route/03.html
http://homepage2.nifty.com/capt-wan/f-kurushima.htm
やってきたのはフェリーくるしま。
2等寝台Dだけど、ネットで予約したから4980¥でした。
この船は関門海峡をくぐるという航路。まだ真っ暗な海峡に浮かぶ橋はとても幻想的。

この左の山は下関の火の山。1年の春合宿がここのユース集合だったのも良い思い出。
と、この写真の時点では既に21日(日)になっております。


小倉港に着いて歩いて小倉駅へ。
駅前のマクドで朝食にハッピーセットを食べるのはデフォ。おの土日限定でポスターが><
小倉からソニック201号で大分へ。この便の一般的な利用価値がイマイチ分からない・・・。
まぁ次に大分から乗るゆふDXに間に合うのはこれしかないワケだけど。
そのゆふDXは数奇な運命を辿る車輌。
まぁとりあえず見ての通り、観光に特化したパノラマカーという感じです。

最前列の席をゲットして久大本線の渓谷美や迫るトンネルを堪能したのは言うまでもない。
楽しい楽しい150分はあっという間に過ぎて博多到着。
当初の予定では博多南に行く予定だったけど都合により無しに。
ポケセン福岡に行ったりnimocaを買っただけで終了。
まぁ博多での一番の目的でるnimocaが買えたので良し。


んで、最後の目的地である折尾駅へ。
ここは日本最古の立体交差駅で、駅舎も100年以上も建ち続けている。


よくある言い回しだが、正に歴史が詰まった駅舎。素晴らしきレンガ造り。
これがこの秋には取り壊されるとか・・・。
写真を撮ってると清掃員のじいちゃんに話しかけられたり。
名物の駅弁を、これまた有名な立ち売りのじいちゃんから買ってちょっとお話。
お二人ともこの駅を愛して止まない二人で、明るい表情だったけど悲しそうでした。
老朽化でもない、区画整理という愚行によって歴史が脆く簡単に壊されるとは。
でも普段から使ってる人は不便に思ってるのかな・・・。


そんな感じの旅でした。
交通費は名古屋〜新大阪を除くと、全部2万ちょっと。これは安い。
宿泊費はフェリーで込みだったしね。良い旅ができました。
しかし同行者のポケヲタ仲間には多大なるご迷惑をおかけしました。
ありがとうございました。やきゅん萌え萌え。