世界遺産に行ってきた。

カテゴリが山なのか迷うところだけど、熊野古道に行ってきました。
そりゃいつもの山に比べたら散歩感覚だけどさ・・・。
出発は梅ヶ谷駅。無人駅で駅舎も無いけど交換待ちで長時間停車することもある駅です。
ここまで車で来たことは内緒(ぅ

この駅の入り口がハイレベルだった。線路のガード下から島式ホームに直接登る不思議な構造。
つまり、2本の線路の間に入り口があります・・・分からないな(ぅ
ここから紀伊長島まではツヅラト峠と荷坂峠という2本の古道があります。
江戸時代頃から後者がメインルートとなったが、前者は昭和初期まで生活路として使われてたそうな。
今回はツヅラト峠に行くこととなりました。
途中まではハイレベルな張り紙のある自販機があったり、ともかく車道を歩きます。

途中で杉林の中を行く歩行者用の道になったり林道になったりと。

そこまではひたすら鶯などの鳴き声を聞きながら長閑に歩いていきます。
そして本格的な坂になる登り口に到着。

登ってみて思ったことは「蟻の熊野詣で」と言われた理由が分かった。
そりゃこんな道じゃ連なるわ。普通の登山道だもん。
それを登り切ると峠に出ます。ここが伊勢国紀州国の境界でした。
そして旅人が最初に熊野灘を見る場所でもありました。

やっぱコンデジじゃ写真に限界がある・・・。
こういう所を撮影する機会がある度に偏光フィルターが欲しくなってしかたない。
さて、いよいよ峠を下ります。ここの醍醐味は峠からの絶景ともうひとつ。
それは石畳の道です。ちょっと下っていくと石畳が現れます。

この写真は紀伊長島側の登り口の所。保存会もあるらしく、奇麗に整備されてました。
千年以上も変わらず大切にされてきた道です。
そこからはまた舗装された道に出て集落へと続きます。ここから駅までが長い。
しかし花広場があったりと、ほんとうに地元で愛されてる場所だと実感。
穏やかな陽気の下、鳶と鶯の鳴き声を聞きながら紀伊長島の駅に向かいましたとさ。

紀伊長島から梅ヶ谷まで1駅だけどキハ48に乗って戻ります。車がそこにあるので。
列車は唸りを上げて荷坂峠を登っていきます。いやー、たまらんですな。
昼食に道の駅まんぼうでマンボウ定食を食べて帰る。マンボウって淡泊なんですね。


そうそう、次の月火は研修で東京に行ってきます(ぅ