千畳敷カール

今日は両親と散歩に行ってきました。場所は長野県の駒ヶ岳
高速で駒ヶ根ICまで2時間ぐらい。なかなか近いですな。
インターから出てすぐの所に駐車場があって、そこからバスとロープウェイを乗り継いで行きます。バスに乗ってみて一般車両進入禁止の意味が分かった・・・。
離合ができない道幅に連続するヘアピンカーブ。それが40分。

そんな道をバスはエンジンを焦がしながら熟練技を駆使して登ります。
運転手は常に他のバスと連続をとっていてすれ違い出来る所で待つ。
観光バスの客も乗り換えるワケだ。そんな最中、道を占拠する猿の群。
乗客キャーキャー、運ちゃんイライラ(ぅ
ロープウェイの駅に着いてバスを降りた時に整理券を渡された。
「只今ロープウェイは1時間待ちでーす」
昨日は最大5時間待ちだったそうで。
ここ数年で最も美しい紅葉と言われ、その三連休の中日に来るとそうなるわな。
このロープウェイも麓の駅と言いながら標高は既に三重県の最高地点よりも高い。
小さな散策路もあって、中には「日暮しの滝」というのもある。

そこに行ったりして一時間。ロープウェイに乗れたのは11時でした。
この駒ヶ岳ロープウェイは日本で最も高低差があり、上の駅は広義の鉄道としては日本最高所になります。
8分弱の空中散歩。雲ひとつ無い山並み。久々に風景を見て身震いしたわ。
ロープウェイを降りると伊那谷の向かいに懐かしの南アルプス
塩見岳農鳥岳間ノ岳北岳・・・そしてその隙間に富士山。

初日の出ではダイアモンド富士が見れることでも有名です。
そして振り返れば紅葉に染まった千畳敷カール。もうね、凄いとしか言いようが無い。
氷河でえぐられたカール地形を実感。これでも世界的に見れば小さい方だけど、それでも凄い。
このカール内を歩く遊歩道もあるけど、登山道に入って「乗越浄土」を目指す。

写真中央左の平らな所ね。
見えるから近そうに思えるけど1時間はかかります。これに騙される多数(ぅ
途中はちょっと遅めの紅葉を楽しめます。今日は中腹あたりが見頃かな。

ちょうど1時間ほどで乗越浄土に到着。それなりに傾斜が急なので知らない観光客は涙目。
ここまで来ると景色は一転。正に日本の屋根という名に相応しい峰々が続いています。

写真に見えるのは木曽駒ヶ岳連峰の中岳。ここから片道30分くらい。
途中、ハイマツと谷間に見える紅葉がこれまた美しい。

んで歩くこと30分で中岳に到着。
ここから更に片道30分ほどで木曽駒ヶ岳に行けます。

こうやって来ると木曽駒もすぐ近くですね。しかし目前にして引き返す。
ここで往復1時間してると帰りがちょっと辛いので。実は寝坊したし(ぅ
ちなみにここで立ち止まると冬の服装じゃないと寒いくらいです。
そんなこんなで帰ってきました。帰りは中央道の渋滞で3時間かかったけど。
次は早く行ってもっとじっくり回りたいですな。